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昭和46年1月8日
第18号
理を果す
会員の皆様、おめでとうございます。さぞかし、感謝にあふれて新しい年をお迎えになられた事と存じます。 会員の皆様も、一年一年に、おみたまが、充実なされ、苦しみ、悩みも、大神様に背負っていただいて、こころ平安に過ごされていらっしゃることと存じます。 又、大国様のお徳を称え、伝えられる方が、増えていらした事は、親神様もさぞかし、お喜びのことと思います。 私は、いつも考えますのに、親神様を、お慕いするということは、とりもなおさず宇宙、森羅万象の真理を追究するということと、同じだと思うのです。 真実の真とは、真心の気持ちです。真理の理とは、真実の道理です。わかり易くいうと、人間とは、目に見えない心と、目にみえる肉体とある如く、真と実とは、きりはなせないものです。 真心だけあっても、理が果せなければ、真理になりません。 すべて、現世に生ある人間としては、真心の親である神に向かって、慕う心を、肉体ある身の理として、形にあらわした生活をしているわけです。 真が形にあらわれて、生活の中に、諸現象として現れてくるのが、信仰者の生活であって、神を拝んでいる時だけ、神に向かっているだけで、心おだやかになって、自己満足してて、よいものではありません。 真心が本物であれば、必ず現象となって生活の中に、家族の者、友人、縁者、隣人の方々に、あらわれるものです。 真の霊波によって、必ず周囲の人にも働きかける形、動作になって、出て参ります。 皆様の神を慕う真心が、神殿建設をしたいという形になって、現れたのもそうです。 神を慕う真心が、本物であれば理を果す事も、消えるはずはありません。そして、それが、現象として、現実に神殿が建立される運びになるわけです。 御神殿建設への皆様の真心も、神に感応されたとみえ、理も果たしてない、現実には、目標の3分の1しか集まっていないのに、昨年の暮れに、年末の貴重なお金を、貸して下さる信者さんが、 出られたのが機会になって、向ヶ丘遊園に、土地が与えられました。 霊峰富士を右手に眺められ、左手に松林があり、緑のゴルフ場を見下す、それはそれは素晴らしい環境のところです。 神殿と共に、皆様の救いの場、憩いの場の出来上がった様を、夢に描きながら、充実された幸せを、しみじみと感じました。 それと同時に真は通っても、理を果たしておらない中に、現実に授けていただいたのですから、感謝で苦を果たす、理を果たしてゆく決意を新たにしました。 どうぞ、会員の皆様も、年の始めに、ひとしおの感謝と共に、皆様の神殿、救いの場のために、頑張ってご協力下さいますよう、お願い致します。 最後に、会員の皆様の、各家庭の、いやましの幸せを、心よりお祈り申し上げます。 |
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